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『マネキン妻の懊悩』(十一)

『マネキン妻の懊悩』(十一)
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十一

心を見透かされたような山田の答えに、美咲は一瞬どきっと鼓動を高鳴らせた。

「と言うことは、先生は私にも変態性欲があるとおっしゃるんですね」

「う~ん、そうだねえ・・当たるも八卦だけど、神倉さんにあるとすれば、裸身を晒されたい欲望かな」

山田の言葉に、美咲は全身が雷に打たれるような衝撃を受けた。

裸身を晒されたい欲望。
当てずっぽうかどうかわからないが、山田は美咲の心奥に住むイヴを見つけていたのだ。
誰にも喋ったことがないイヴの秘密を、この官能小説家はあっさり看破したのだった。

美咲のグラスを持つ手が僅かに震えた。

「や、やだ、山田課長ったら、どうして私が裸を・・」

「実はさっき交差点で転んだ時、神倉さんのスカートが捲れて見えちゃったんだよ」

「えっ、見えちゃったって・・」

「君は某メーカーの超高級下着を愛用しているんだね」

「・・・・」

美咲は官能小説家の眼力に驚いた。
山田が言う通り、美咲は日頃から何万もする高級下着を使っていた。
今夜は可愛いフリルのついた真紅のブラとショーツをつけている。

「ご主人以外誰も見やしない下着に、どうして神倉さんは大金をつぎ込むのかな?」

「そ、それは女の身だしなみです」

先ほども交差点で転んだように、外で働く女はいつ何時、他人に肌を晒すかわからない。
もし交通事故にでも遭ったら、病院で医者や看護婦に裸身を晒さなければならないのだ。
診察台の上でみすぼらしい下着を笑われるぐらいなら、美咲はいっそそのまま死んだ方がましだと思っていた。
つづく…
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『マネキン妻の懊悩』(十二)

『マネキン妻の懊悩』(十二)
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十二

美咲の言葉を逆手に取って山田は指摘した。

「つまり神倉さんは、常に裸身を見られることを意識しているわけだ。裏を返せば、誰かに見てもらいたいから、必要以上に下着へ気を使うんだ。若い娘が勝負下着をつけるのは、彼氏に裸身を見てもらいたからだよ。それと同じだな」

「・・そんな」

絶句する美咲を無視して、山田は心理分析を続けた。

「受付も人に見られる仕事だ。たぶん神倉さんが受付に執着するのも、心の奥に自分が見られたい欲望があるからだよ」

「・・・・」

押し黙ってしまった美咲に、山田は言い過ぎたかと不安を感じたらしい。

「か、神倉さん・・大丈夫か?」

顔を覗き込む山田に美咲はポツリと告げた。

「・・もし先生が言う通り、私に変態性欲があったら、読者の方と同じように叶えてくれますか?」

山田はきょとんとした顔をした。

「えっ、それって・・当たっちゃったってこと?」

美咲はこっくりと頷いた。

「私の心の裏側をそこまで暴いておいて、知らん顔するようなことはないですよね」

再び美咲は山田の指をつかむと、ゆっくりと反対方向へねじ曲げた。

「わ、わかった、何でもするから・・落ち着いて、事情を話してみなさい」

ママと玲奈に席を外させた山田は、反り返ってしまった指を摩りながら、美咲が語るイヴの悩みを真剣に聞き始めた。
つづく…
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『マネキン妻の懊悩』(十三)

『マネキン妻の懊悩』(十三)
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十三

十一時。
店を出た美咲は山田の腕にすがりついた。

「先生、今夜は有難うございました」

「先生は止めてくれよ」

「いいえ、先生は世界でただ一人、私の苦しみを癒してくれる先生です」

「しかし神倉さん、本当にいいのかね。イヴの欲望を満たすってことは、その、僕も君の裸身をだね、あの、見たり触ったりするってことになるんだよ」

「・・わかっています。相手が先生だったら、私・・・」

美咲は黙って俯いた。身も心も山田に託す覚悟はすでにできていた。

「そうか・・そこまで決意しているのか・・」

山田は美咲の手をぎゅっと握り締めてきた。
美咲も山田の腕に乳房を押し当てた。

官能小説家は、どうやってイヴの淫欲を叶えてくれるのだろうか。
優しい夫を裏切るのは心苦しい。
だがこのまま淫欲の火種を燻らせておけば、美咲自身も心と体に変調を来たしてしまうだろう。

(イヴ・・)

美咲は小さく呟いた。
明日の土曜日、約束した山田との逢瀬を想うだけで、美咲の心は不安と期待にざわざわとさざ波立つのだった。
つづく…
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『マネキン妻の懊悩』(十四)

『マネキン妻の懊悩』(十四)
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十四

東京汐留の場外馬券売場。
地方開催の重賞レースを控えた午後三時、競馬新聞を片手にした男達の数はピークを迎えていた。

くすんだ茶色や灰色の服を着た男達は、立錐の余地もない売場フロアから溢れ、階段にまで座り込んで赤鉛筆を走らせている。
モニターで映し出されるレースに一喜一憂し、酒に酔った男達の歓声と罵声が交錯する。

美咲は、その殺気立った修羅場へ単身足を踏み入れていた。
男達を掻き分けて、最上階の馬券売場へ階段を上って行く。
予想に興じていた男達の視線が、場違いな美咲へ一斉に集まる。

(こ、恐い・・)

それが正直な美咲の心境だった。
サファリパークのど真ん中で、一人車を降ろされたような恐怖がこみ上げてきた。
それもそのはずで、美咲は飢えた野獣の餌となるべく、この場外馬券売場へ足を踏み入れたのだった。

美咲は、バドガールのコスチュームのような、肌にぴたりとフィットする白いボディコンのワンピースを着ていた。
しかもボディラインをくっきりと浮かび上がらせるため、その中に下着を一切つけていなかった。

階段の中央を上る美咲に、その左右に座り込んだ男達の視線が突き刺さる。

(ああ、見られている)

美咲は心臓が口から飛び出しそうだった。
ブラをつけていない乳房が、階段を一歩上るたびに大きく揺れる。

柔らかい二つの肉隆が、たっぷんたっぷんと波打つのが自分でもわかる。
もちろんその先端にある乳首は、興奮と衣擦れで痛いほど尖り、布地の上にくっきりと浮き出していた。
つづく…
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『マネキン妻の懊悩』(十五)

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十五

男達の目線が緊縛縄となり、美咲の乳房をギシギシと絞り上げていく。

(いや、いやよぉ・・)

興奮するあまり、肌からは汗がどっと噴き出した。
その汗が白い布地に滲んで透け、美咲の体をいっそう露出させていく。
男達の目には、半透明な白い布を通して、薄桃色の乳暈の大きさまで映っているに違いない。

しかも乳房だけではない。
ショーツを穿いていない下半身へも、透明な料理用ラップのように、白いボティコンワンピがぴったりと体に貼りついている。

(ああ、こんなの裸より恥ずかしい)

階段を上がるたび、ヒップの谷間に薄い布地が喰い込んでくる。
白いボディコンワンピの下腹部には、くっきりと翳りが浮かび上がっているに違いない。

男達の視線に晒された美咲は、恥辱のあまりくらくらと眩暈がした。
美咲は膝をがくがく震わせながら、最上階の券売場に辿り着くと、持ってきたマークシートで馬券を買った。

「ゲヘヘ、いい体をしているな。俺とマンコしようぜ」

後ろに並んだ男が、酒臭い息で耳元に囁いた。美咲はぞくっと肌を粟立て、逃げるように階段を駆け下りた。

男達の下卑た野次が聞こえてくる。

「あのオッパイにむしゃぶりつきたいぜ」

「引き締まった尻にぶち込んでやりてえな」

美咲は耳を塞ぎたかった。
だがそんな心とは裏腹に、体は男達の淫猥な視線を浴びて熱く火照っていた。

階段を下りながら、美咲は下腹部が痺れるのを感じた。
ショーツをつけていない花芯は、すでに洪水のように淫蜜を湛えている。
両脚を動かすたびにその花芯が歪み、たぎる淫蜜が溢れ出しそうになる。

(あっ、だめ!)
つづく…
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『マネキン妻の懊悩』(十六)

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十六

ツーっと内腿に淫蜜が伝った。
美咲は羞恥に頬を真っ赤に染めながら、足早に男達の淫猥な視線から逃げ出した。

場外馬券売場を出ると、美咲は駐車している車の助手席に乗り込んだ。
運転席では山田が煙草を燻らせていた。

「どうだった?」

「・・・・」

美咲は無言のまま、買ってきた馬券を山田に渡した。
すべては山田が描いたシナリオだった。

「何で黙っているの?」

突然山田は、ポツンの突起した乳首を服の上から摘んだ。

「ああっ、いやよ」

ピクッと体を震わせた美咲は、山田の掌を振り払って両腕で乳房を覆った。

「敏感になっているみたいだな。こっちはどうだ?」

山田は強引にスカートの中へ手を伸ばしてきた。

「だ、だめっ、そこはだめ・・ああっ!」

慌てて美咲は太腿を閉じたが、素早い山田の指先は、ショーツをつけていない陰部を的確に捉えていた。

「予想通り、お漏らし状態か」

「ああん、意地悪・・先生がそうさせたくせに・・」

美咲は羞恥に顔が上気させた。
まだ興奮で体が小刻みに震えている。
頚動脈がドクドクと鼓動しているのがわかる。

(イヴ・・私をどこまで狂わせるつもりなの?)

淫蜜で濡れた指先を、山田は美咲の眼前に掲げて匂いを嗅いで見せた。
狂わんばかりの羞恥の中で、美咲は堪え切れない悦びを必死に噛み潰していた。
つづく…
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『マネキン妻の懊悩』(十七)

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十七

上野仲町通り。
薄暮が細い路地裏にまで染み入る頃、至るところに林立した原色の看板が、赤やピンクの艶かしい輝きを放ち始める。
派手な出で立ちのキャバクラ嬢や、黒尽くめの呼び込み店員が、通りを行き交う男達の袖を引いていく。

早めの夕食を終えた美咲と山田は、車を駅前の駐車場に預けて、仲町通りの入り組んだ路地を歩いていた。

「上野にこんなところがあるなんて・・」

動物園とアメ横しか知らない美咲は、唖然として街並みを見回した。
着ているボディコンワンピが地味に思えるほど、狭い路地裏には、猥雑な風俗店がびっしりと密集していた。

「表があれば裏もある。それは街も人の心も同じだよ」

山田は美咲の細い腰に手を回して、スカートの裾を少し持ち上げた。

「いやん、見えちゃう・・」

今は下着をつけることを許されているので、後ろを歩いている人からは、ショーツが丸見えになっているに違いない。
だがこのディープな街では、例え下着姿で歩いても、誰にも見咎められそうもなかった。

山田は路地の奥にある古い雑居ビルへ足を踏み入れた。
そして突き当たりにある重厚な木製の扉を指差した。

『会員制パブ 猫目石』

見るからに妖しげな店の名を見て、美咲はぎゅっと山田の腕にしがみついた。

「ここからは、裏の、さらに裏の世界だ」

そう告げると、山田は扉をゆっくりと押し開けた。
扉の向こうには、仄暗いピンク色の照明が灯る妖しい空間が広がっていた。

「ママ、ご無沙汰」

「あら、柚木先生。お久しぶりだこと」

闇の向こうから年増らしい女の声がした。
普通のパブでないことは明らかだった。

靴を脱いでフロアに上がるのだ。
目が慣れるにつれて、おぼろげながら店の様子が見えてきた。

三十畳ほどの部屋には、カーペットが敷き詰められている。
その左半分は十席ほどのカウンターで、壁一面に酒のボトルが並べられている。
また右半分は、背もたれの高いソファでボックス席が四組つくられていた。
つづく…
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『マネキン妻の懊悩』(十八)

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十八

山田に促されて美咲はカウンターに腰かけた。先ほど挨拶したママが、カウンターの中から水割りを出してくれた。

「先生、今日は綺麗な方をお連れなのね」

「まだ初心者だから、お手柔らかに頼むよ」

四十代半ばぐらいのママは、山田と美咲に向かってグラスを掲げた。
その姿を見て、美咲は思わず息を飲んだ。

「う、うそ・・」

赤いレース地のベビードールから、豊満な熟女の裸身が透けて見えている。
むろん下着などつけておらず、垂れ気味の大きな乳房と、むっちりした下腹部に貼りつく陰毛が、誰憚ることもなく晒されていた。

どぎまぎしながら美咲は、山田のシャツの裾を引っ張った。
だが山田は、美咲の惑いを無視するように、カウンター席の奥を指差した。

そこには、初老の男性が二人、グラスを手に談笑していた。
ところが二人とも、何故かカウンターに背を向けて座り、ずっと後ろのボックス席を覗き込んでいる。

「ほう、今夜もなかなかいい声出すね」

「彼は若いけどテクニックがあるんだよ」

二人が見つめる奥のボックス席へ美咲も目を凝らした。

「・・・・」

美咲は驚きのあまり声を失った。
今までBGMに掻き消されて気づかなかったが、耳を澄ますと、ボックスの中から艶かしい女の喘ぎ声が聞こえてくる。

「ああっ、もっと激しく突いて・・気持ちいいのよ・・」

腰ほどの高さがある長ソファの背から、宙に浮いた女の足首が覗いている。
その白い足首は、リズムを刻むように前後に揺れ、時折その爪先がぎゅっと反り返る。

美咲の動揺はピークに達していた。

「せ、先生・・ここは?」

「ん、知らないの? ハプニング・バーだよ」

山田は水割りを傾けながら店の説明を始めた。
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『マネキン妻の懊悩』(十九)

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十九

最近話題のハプニング・バーとは、カップル喫茶と並んで、集う男女が自由な性を楽しむスペースある。
主体はカップルだが、店によっては単独の男性も参加できる。

カップル同士がセックスを見せ合うだけでなく、お互い気に入れば、スワッピングに発展することもある。
また単独男性にセックスを覗かせたり、パートナーの女性を貸し出したりするカップルもいる。

ついでに山田は、店内にいる人物について語った。
カウンターに座る二人の男性は、一人がママの夫、もう一人はママの愛人だった。

普通なら修羅場の関係だが、そこはハプニング・バーのオーナーらしく、山田はこの店で三人が愛し合う姿を何度も目撃していると言う。

そしてボックス席のカップルは、やはりこの店の常連で、四十歳の人妻と若い燕の大学生だった。
年齢差は二十歳もあるが、やりたい盛りとやられたい盛りで、来店するやひたすらセックスに没頭するらしい。

美咲は怪訝な表情で山田に尋ねた。

「先生もこの店の常連なんですか?」

「ん、まあ、時々だよ。官能小説家は常に新しいセックス・スタイルを取材しないとね」

「へえ、どなたと来られるんですか? 愛人はたくさんいらっしゃるでしょうけど」

美咲はぷうっと頬を膨らませた。

「い、いや、愛人なんていないよ。来る時はいつも一人だよ。ね、ママ」

ママは笑って頷きながら美咲を見つめた。

「あなた、先生に気があるのね」

「ち、違います。山・・いえ、柚木先生に無理矢理誘われただけで、好きとか嫌いとか言う関係じゃありません」

剥きになって美咲は否定した。

「いいわよ、言い訳しなくても。今夜は暇だから楽しんでいらっしゃいね」

そう言うと、ママはカウンターを出て、夫と愛人の間に腰をかけ、同時に両手で二人の股間を弄り始めた。
つづく…
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『マネキン妻の懊悩』(二十)

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二十

美咲は上気した両頬を掌で隠した。

(先生に気があるだなんて・・)

美咲は懸命にママの言葉を認めまいとした。
だがいくら美咲が拒んでも、心の奥底にいるイヴは、山田抜きには生きられない愛奴に身を落としつつあった。

コホンと咳払いして、山田はやや低い声で美咲に命じた。

「さあ、皆さんの前で裸になってもらおうかな」

美咲は無言で首を横に振った。

「おや、今日一日は僕の忠実な奴隷になる約束だろう」

「で、でも・・恐い・・」

薄暗い店内を見回すと、カウンター席の三人が目を光らせている。

「嫌ならこの店から一人で帰るんだな」

山田はぶっきらぼうにグラスをあおった。

「い、いや・・私、先生に見捨てられたら・・」

山田の捨て台詞が、かろうじて残っていた美咲の理性を消し去った。
そして美咲の心と体は、完全にイヴの支配下に置かれたのだった。

美咲はカウンター席から立ち上がると、もじもじしながら白いボディコンワンピを床へ落とした。

「は、恥ずかしい・・先生・・」

羞恥に身悶える下着姿の美咲を無視して、山田は隣に座る三人の男女へ話しかけた。

「どうですか? 三十五歳の人妻です」

「人妻? 生娘みたいに綺麗な体をしているじゃないか」

「うん、きゅっと締まった小さいヒップがそそるねえ」

「そうね、柚木先生にはもったいない美人だわ」

三人の男女は美咲の体に感嘆の声をあげた。
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プロフィール

紅殻格子 

Author:紅殻格子 
紅殻格子は、別名で雑誌等に官能小説を発表する作家です。

表のメディアで満たせない性の妄想を描くためブログ開設

繊細な人間描写で綴る芳醇な官能世界をご堪能ください。

ご 挨 拶
「妄想の座敷牢に」お越しくださいまして ありがとうございます。 ブログ内は性的描写が多く 含まれております。 不快と思われる方、 18歳未満の方の閲覧は お断りさせていただきます。                
児童文学 『プリン』
  
『プリン』を読む
臆病で甘えん坊だった仔馬は、サラブレッドの頂点を目指す名馬へと成長する。
『プリン』
だが彼が探し求めていたものは、 競走馬の名誉でも栄光でもなかった。ちまちました素人ファンタジーが横行する日本の童話界へ、椋鳩十を愛する官能作家が、骨太のストーリーを引っ提げて殴り込みをかける。
日本動物児童文学賞・環境大臣賞を受賞。
『プリン』を読む

作 品 紹 介
※ 小説を読まれる方へ・・・   更新記事は新着順に表示されますので、小説を最初からお読みになりたい方は、各カテゴリーから選択していただければ、第一章からお読みいただけます。
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