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「肉形見」 第十一章・・・(紅殻格子)

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             「肉形見」

十一

年老いた両親、そして行く所のない兄嫁__。
それは武彦自身の人生に大きな転換を迫る問題だった。

東京での生活は楽しい。
六本木・赤坂・新宿・渋谷。
都会が作り出す娯楽は、住む人間を退屈させることがない。

東京には理沙という二十二歳の恋人もいる。
だがサラリーマン社会が辛いのも事実だった。

厳しいノルマに靴をすり減らし、複雑な人間関係に神経をすり減らす毎日。
加えてここ数年の不況が原因で、
日本流の年功序列制度に支えられた家族的経営が廃れ、
米国流のドライな経営が主流となりつつある。

温もりのある人間関係を捨てた会社は、個人主義、
実績主義の殺伐としたものに様相を変えつつあった。

汲めども尽きぬ都会の歓楽。
半面無味乾燥した都会の孤独。

久しぶりに故郷の温もりを肌で感じた武彦は、
その両極端な都会という魔物に、心穏やかならず揺れ動いていた。

つづく・・・

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「肉形見」第十二章・・・(紅殻格子)

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             「肉形見」

十二・

窓の外では雪が深深と降り続けている。
武彦は炬燵で背を丸め、浅沼浩一が注いでくれた酒を口に運んだ。

「本当に久しぶりだな、平尾。今日は泊り客もいないし、ゆっくり飲もうや」

「ああ、兄貴の葬儀以来だから二年ぶりか」

浩一は小学校から高校まで共に過ごした幼馴染で、
湯女川駅前の温泉旅館を継いでいる。
武彦は故郷へ帰った時は必ず、浩一と旧交を温めることにしていた。

「さあ由紀さんも一杯」

浅沼は武彦の隣でちょこんと座っている由紀に酒を勧めた。
こうした飲み会に不慣れなのか、由紀は恐る恐るお猪口を差し出した。

「私も頂こうかしら」

酒の肴を運び終わった浩一の妻、香澄も炬燵に潜り込んできた。
浩一と香澄は今年結婚したばかりである。

かつて武彦と浩一が飲む時は、
二人で延々と朝まで飲み明かすのが常だった。
しかし今夜は浩一が、由紀も寂しいだろうから呼べと言い出した。

新婚夫婦にあてられるのも癪なので、武彦は由紀を誘ってみた。
泰治と絹江も今夜は集落の忘年旅行で、
家を空ける予定になっていたのが好都合だった。
由紀は迷惑でなければと、武彦の誘いに応じてくれた。

つづく・・・

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「肉形見」 第十三章・・・(紅殻格子)

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              「肉形見」

十三・

予定通り新婚夫婦は恥知らずだった。

「香澄、僕にもお酒」
「はい、ア・ナ・タ」

武彦と由紀の前で、浅沼夫婦はべたべたと仲睦ましさを見せつける。
ぴったりと寄り添い、一つのお猪口を交互に口に運ぶ。

由紀は目の遣り場に困ってか、伏し目がちに顔を赤らめている。
武彦は少し厭味を込めて浩一に言った。

「新婚して半年経つのに、まだ新婚夫婦みたいに仲が良くていいな」
「平尾、お前も早く結婚しろよ。
変態性癖者がいつまでも一人でいると実に危険だ」

「ええっ、平尾さんって変態なの?」

香澄がキャッと大袈裟に驚いた。
由紀も目を丸くしている。

「由紀さんも気をつけた方がいい。この男は風呂場覗きの常習犯ですぞ」

「まあ、武彦さんが?」

由紀は警戒してか、隣に座る武彦との距離を開けた。

「馬鹿、あれはお前が」

反論しようとする武彦を抑え込んで、浩一は事件のあらましを話した。

つづく・・・

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 「肉形見」 第十四章・・・(紅殻格子)

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              「肉形見」

十四・

高校時代、武彦はよく浩一の家に泊めて貰った。
その夜も武彦は夕食をご馳走になり、寝る前に浩一と温泉に浸かった。

温泉は立派な檜風呂で、
湯船には乳白色の硫黄を含んだ湯が満々と湛えられている。
その時、隣の女湯から若い女の声がした。

「女子大生が三人、今夜は泊まっている」

浩一は小声で武彦に囁いた。
秘湯ブームで、こんな山奥の温泉にまで若い女性が足を運ぶらしい。

「おい、幸い他の客もいないし、いい事を教えてやろうか」

風呂は元々一つの大きな浴室で、
それを高さ2メートルほどの檜板で男湯と女湯が仕切られている。

浩一はその檜板に近寄って武彦を手招きした。
見ると無数にある檜板の節目の中、一箇所だけ小さな穴が開いている。

「見てみろよ」

浩一はニッと笑った。
覗きが犯罪行為であることは十分承知していた。

だが童貞の武彦が生身の女体を目の当たりにして、
欲望を抑えきれるはずがなかった。
武彦は罪悪感を覚えながらも、淫猥な節穴に吸い寄せられた。

つづく・・・

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 「肉形見」 第十五章・・・(紅殻格子)

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            「肉形見」

十五・

節穴の先にはカランが並んでいた。
その前で一人の女が座って髪を洗っている。

湯気に隠れて鮮明には見えないが、
背中から尻にかけての輪郭が浮かんでいる。
蛍光灯の安っぽい白光の下、女体は僅かな動きでも微妙に陰影を変えた。

初めて見る生の女体の迫力に武彦は圧倒され、
禁断の節穴からなかなか目が離せないでいた。

「おい、平尾」

背中を叩かれて武彦ははっと我に返った。
浩一が武彦の股間を指差して笑っている。

下半身がいつの間に力を漲らせていたのだ。
武彦は慌てて湯船に飛び込んだ。

浩一の笑い声が浴室に響き渡る中、
武彦はしばらく湯船からあがることができなかった。

「こいつ、のぼせて真っ赤になってるのに、ずっと湯に浸かりっぱなしでなぁ」

「きゃはは、いやだぁ」

香澄は炬燵のテーブルを叩きながら笑い転げている。
多少脚色している部分はあるものの、
普段なら武彦も一緒になって盛り上がる昔話である。

だが今夜は兄嫁の由紀が隣にいるのだ。
武彦はちらっと由紀の様子を窺った。

由紀は浩一の話にくすくすと笑いながらも、時折怒ったような顔で武彦を睨んだ。
武彦は自慰を母親に覗かれたような恥ずかしさに赤面した。

つづく・・・

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「肉形見」 第十六章・・・(紅殻格子)

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              「肉形見」

十六・

午前八時を回る頃には、武彦はすっかり酔い痴れていた。

「外は寒いから、少し酔いが醒めたら温泉で温まって行けよ。
今日は客もいないし、のんびり浸かっていったらいい」

武彦は浩一の気遣いを有難く受けた。
窓の外でしきりに降る雪を見ると、
温泉で酔いをしっかり覚まさなければ帰れない。

「由紀さんも入って行きなよ。さっき話した節穴はちゃんと塞いであるから、
変態平尾も覗けないからさ」

「馬鹿!」

武彦は浩一の頭を叩いた。由紀が笑いながら聞く。

「でも武彦さんもこんなオバさんじゃ覗いてくれないでしょう?」

「そんなことないよ。武彦は昔から由紀さんをおかずにオナニー・・・」

「あ、浅沼、いい加減なことを言うな」

武彦は慌てて浩一の言葉を遮った。
由紀は真っ赤な顔をして俯いてしまった。

確かに兄嫁は武彦にとって、姉でありながら女である不思議な存在だった。
姉とは言え血のつながらない女である。

しかも兄の智彦が亡くなり、兄の存在感が時間とともに薄れれば薄れるほど、
由紀の存在は生々しい女でしかなくなっていく。

(飲みすぎたかな)

武彦は額に手を当てて頭を振った。

大好きだった兄。

その兄が愛した由紀に不埒な想像をすること自体、
兄を冒涜するようで気が滅入った。

ゆっくり温泉で酔いを醒まして、今夜は早く帰ろうと反省した。

つづく・・・

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「肉形見」 第十七章・・・(紅殻格子)

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             「肉形見」

十七・

こんこんと湧き出す乳白色の湯が、僅かな滑りを残して肌を伝う。
朦々と立ち込める湯気を吸い込むと、
都会の排気ガスで乾涸びた肺の隅々にまで潤いが戻る心地がした。

(ああ、生き返る)

武彦は湯船で大きく背を伸ばした。
体に溜まった都会のストレスが、乳白色の湯の中で溶け出していく。
体に馴染んだ故郷の湯は、武彦の帰郷を労ってくれているようだった。

武彦はふと恋人の理沙を思った。
得意先に勤務する理沙とつきあい始めて一年が経つ。

若い彼女は髪を茶色に染め、ばっちりとメイクをして、
流行のモードを颯爽と着こなす現代的美人である。
彼女の趣味は多彩で、海外旅行とスキューバー・ダイビングに凝っている。

この年末も理沙は早々と休みを取り、
今頃サイパンの青い海に潜っているはずだった。

初めて理沙の肢体を目にした夜、武彦は震えた。
背は武彦より高く、スリムなボディと長い両脚は日本人離れしていた。

しかし胸は細身な肢体に似合わず、
砲弾型の巨乳が重力に逆らって突き出し、
きゅっと締まった小振りなヒップが武彦の欲情を駆り立てた。

つづく・・・

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「肉形見」 第十八章・・・(紅殻格子)

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             「肉形見」

十八・

ベッドに理沙を押し倒すと、武彦は豊かな乳房の谷間に顔を埋めた。
まだ硬さの残る乳房を掌で揉みしだきながら、
武彦は屹立した小さな乳首にむしゃぶりついた。

「ああん、優しくして」

理沙はか細かい喘ぎ声をあげた。
武彦は指先で乳首を弄びながら、舌先を乳房から下腹部へと這わせた。

若い理沙の肌は脂肪が薄く、しなやかな弾力感に溢れている。
武彦はゆっくりと理沙の長い両脚を押し開いた。

逆三角形に整えられた恥毛の下には、薄桃色の肉花弁がほころんでいた。
その花芯は既にねっとりとした蜜の光沢を湛え、鮮紅色に輝いている。

「ねえ、気持ちよくして」

理沙が更に手で両脚を大きく開くと、
武彦は羽虫のようにその食虫植物に吸い寄せられていった。

硬く尖った肉芽と濡れた蜜壷を、犬になり下がった武彦は懸命に舐め上げた。
理沙は下僕の奉仕に、うっとりした表情で腰を捩った。

「ああ、もう入れていいわ」

理沙の合図を受け、武彦はいきり立った肉茎を一気に挿入した。
すると理沙の体がピクッと震え、
蜜壷に入った武彦の肉茎はちぎれんばかりに締めつけられた。

「ああ、いいわぁ、気持ちいい」

武彦は腕の中で跳ね回る彼女を必死に抑えようとした。
しかしその強烈な肉締めに、五分と持たず精を搾り抜かれてしまった。

つづく・・・

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「肉形見」第十九章・・・(紅殻格子)

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十九・

この夜を境にして、武彦は理沙の魔肉の虜になった。
理沙は若さ故にわがままで気ままな面もあったが、
それを差し引いても肉体の輝きは武彦を魅惑して止まなかった。

だがもし武彦が湯女川に帰ると告げたらどうだろうか?
答えは明快である。

すぐさま理沙は武彦の元から去るだろう。
理沙が山深い里で、年老いた両親と同居するなど信じ難いことだった。

理沙にとって恋愛は、
自分の趣味や生活を邪魔するものであってはならない。

恋人は理沙の生活に歩調を合わせてくれる存在であり、
決して自由を拘束するものであってはならないのだ。

武彦も理沙の恋愛感が特別だとは思わない。
世の中の大半の女性は理沙と同じ考えに違いない。

だから武彦が東京で暮らしていく限りは、
理沙のわがままもさして気にはならなかった。

だがこうして故郷に身を置くと、
武彦は理沙との交際にふと疑念を感じざるを得なかった。

(ふう・・・)

武彦はため息をついた。
じっと目を瞑って考えていると、遠くから湯を流す音がした。

(義姉さん)

昔と変わらぬ檜の仕切りの板の向こうで、由紀が入浴している。
武彦はごくりと唾を飲み込んだ。

そう想うと女湯から聞こえてくる湯の流れる音、
桶を置く音、シャワーの音の強弱が、武彦の劣場を掻き立てた。

つづく・・・

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「肉形見」 第二十章・・・(紅殻格子)

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二十・

もっとよく女湯の様子を探ろうと、武彦は檜の板塀に近づいた。

(おや?)

武彦は板の節目に昔と同じ小さな穴が開いているのを見つけた。
だが覗き穴はその後浩一の父に見つかり、パテで塞がれたはずである。

(客が悪戯したのだろうか?)

武彦は節目の前で考えた。
しかしそんなことはどうでもよかった。
武彦に与えられた選択肢は、節穴を覗くか覗かないかである。

もう子供ではない。
たとえ女湯に美人が入っていたとしても、
覗き趣味のない武彦は食指を動かさないだろう。

しかし由紀となれば別である。
ふと武彦の脳裏に兄の顔が浮かんだ。
意外にもその表情は柔和に笑っていた。

武彦は心の中で智彦に詫びながら、そっと節穴に目を当てた。
そこは高校時代に覗いた時と変わらない白い露の世界だった。
目が慣れると、湯気の中に人影が見えた。
立ってシャワーを浴びている。

じっと目を凝らすと次第に人形は色彩と立体感をもって浮かび出てきた。
無造作に束ねた髪しか印象にない武彦は、
肩まである由紀の濡れた黒髪を見て、思わずはっと息を呑んだ。

黒髪を解き放った兄嫁は女に戻っていた。
シャワーが滴る白い肌から湯気が立ち上って見える。

子供を産んでいない乳房は小ぶりだか形は崩れていない。
つんと上を向いた薄い鳶色の乳首を頂きに、
その膨らみはゼリーのようにふるふると震える。

括れたウエストから腰回り、そして下腹部にかけては、
三十路の女盛りに相応しく、うっすらと脂肪が乗ってむっちり感を醸し出している。

尻はどっしりと重みがありそうだが、白桃のように軟らかく艶やかである。
そして処女雪のように純白な太股のつけ根には、
淡い翳りが妙に生々しく浮き出してる。

つづく・・・

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プロフィール

紅殻格子 

Author:紅殻格子 
紅殻格子は、別名で雑誌等に官能小説を発表する作家です。

表のメディアで満たせない性の妄想を描くためブログ開設

繊細な人間描写で綴る芳醇な官能世界をご堪能ください。

ご 挨 拶
「妄想の座敷牢に」お越しくださいまして ありがとうございます。 ブログ内は性的描写が多く 含まれております。 不快と思われる方、 18歳未満の方の閲覧は お断りさせていただきます。                
児童文学 『プリン』
  
『プリン』を読む
臆病で甘えん坊だった仔馬は、サラブレッドの頂点を目指す名馬へと成長する。
『プリン』
だが彼が探し求めていたものは、 競走馬の名誉でも栄光でもなかった。ちまちました素人ファンタジーが横行する日本の童話界へ、椋鳩十を愛する官能作家が、骨太のストーリーを引っ提げて殴り込みをかける。
日本動物児童文学賞・環境大臣賞を受賞。
『プリン』を読む

作 品 紹 介
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