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『真夜中のセールストーク』第一章・・・(紅殻格子)

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         『真夜中のセールストーク』

一.

港の見える丘公園。
外人墓地。
元町。

横浜山手には、全国に名を馳せる観光スポットが数多ある。
港を見下ろす丘に建つ教会や洋館に、訪れた者の多くは、ロマンチックなイメージを横浜に重ねるだろう。

だが元々横浜は港湾都市である。
山手の丘を一歩下りると、古めかしい雑然とした街並みが現れる。
網の目のように狭い路地が交錯し、庭のない狭小住宅や安アパートが軒を連ねている。

本牧界隈。
山手の丘が横浜の表玄関だとすれば、ここ丘の下にひしめく雑居区は、横浜の勝手口に譬えられるかもしれない。

今でこそ巨大なショッピングモールが威容を誇る本牧も、その昔はチャブヤと呼ばれる娼館が並び、汗だくのランニング姿が闊歩した港湾労働者の街だった。

結城美帆は、家が密集する狭い路地に車を走らせながら、瀟洒な洋館とはかけ離れた下町の街並みに目を遣った。

(これが本当の横浜なのね)

埼玉で生まれ育った美帆は、薬科大学に通っていた頃、デートで何度か横浜へ来たことがあった。

煌びやかでお洒落な街しか頭になかった美帆は、ここで仕事をするようになってから、軒先に油まみれの作業着が干してある横浜を知った。

煙を吐く銭湯の煙突、今も量り売りをする商店街、酒屋の中に設えられた立ち飲みのカウンター、行列ができそうもない薄汚い食堂――初めは幻滅と落胆を感じた美帆だったが、何度も仕事で足を運ぶうちに、下町らしい庶民的な雰囲気に惹かれるようになっていた。

やがて美帆の眼前に巨大な建物が現れた。
地上五階と高層ではないが、臥竜がごとき威圧感を巨躯に湛えている。
そして戦国時代の城下町さながら、その建物は周辺の民家を睥睨するようにそびえていた。

みなと総合病院。
地域医療の中核を担うこの病院は、内科外科を始め診療科数二十、ベッド数三百を誇る医療法人である。ここ本牧では唯一の総合病院で、戦後間もない頃に開設されて以来、地域の住民からは絶大な信頼を勝ち得ていた。

そこに勤務する医師や看護師も、まるで聖職者のように、患者達から尊敬の念で崇められていた。

美帆は駐車場に車を停めて時間を確認した。十二時半。

重い黒鞄を手に病院へ入ると、会計待ちの患者がまだホールにごった返していた。
美帆は薬局の薬剤師に軽く会釈をして、足早に近くの化粧室へ駆け込んだ。

つづく・・・

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(電子書籍「遊スタ」より引用)
※ 来年60歳になる秀明は住宅用建材メーカーの重役で、25年前は仙台支社にて営業をしていた。単身赴任で仙台にやってきた秀明は、やがて同僚の葉子と社内不倫の関係を持つようになり、夜毎、互いに体を貪り合い、熱い情事を繰り返した。 だが、秀明が東京の本社へと戻ったことをきっかけに、ふたりは別れ離れになってしまう。 久しぶりに、仙台を訪れた秀明は、彼女に会うことにするが、そこで部下から知らされた葉子の衝撃的な事実とは? 
愛に包まれた感動のエピローグに乞うご期待!※

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『真夜中のセールストーク』第二章・・・(紅殻格子)

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 『真夜中のセールストーク』

二・ 

鏡の前に立った美帆は、ダークブラウンに染めたレイヤーの髪を掻き上げ、鏡に映る自分の顔を見入った。

くりくりと活発に動く円らな瞳、欧米人にも劣らない高い鼻梁、はきはきとした物言いをする口許――モデルとしてでも通用する現代的な美人である。

長身を包むダークグレイのスーツは、豊かな乳房に押し上げられ、胸元がはちきれんばかりに隆起している。
そして膝上のタイトスカートは、大きめな形のいいヒップでパンパンに張っていた。

結婚して三年、今年三十路の大台に乗った美帆だが、その容色は二十代の頃と比べて衰えることがなかった。
かえって人妻らしいふくよかな艶が加わり、熟した果実のように甘い芳香を発散していた。

誰もが羨む容姿だが、美帆は密かにコンプレックスを抱いていた。
女王様。
周囲の男達は美帆を陰でそう呼んだ。

気の強い性格と大柄で豊満なボディが、黒革のコスチューム姿を想像とさせるのだろう。
もちろん美帆にそんな趣味はないが、鞭で叩いてみたい男はたくさんいた。

美帆は大きく深呼吸した。
(さあ、今日も頑張らなきゃ)
そう自分に言い聞かせると、重い黒鞄によろめきながら化粧室を飛び出した。

美帆は、SAファーマという外資系製薬企業のMR(エムアール)である。
MRとは医薬情報担当者の英略で、医薬品の効能や副作用を医師に正しく伝えるのが仕事である。

人命に係わる医薬品だけに、MRの活動は社会的な責務に他ならない。
ところがその実態は、自社の医薬品を医師に処方させる製薬会社の営業マンだった。

世間にはあまり馴染みのない職業だが、病院で根気強く観察していると、忍者のように暗躍するMRの姿を目にすることができる。
トレードマークは紺のスーツと大きな黒い鞄で、彼等は薬を売り込むために、待合室の隅や廊下で医師を待ち伏せしている。

美帆は三階にある医局へと向かった。
一般病院の医局とは医師の詰め所のことである。
診察を終えた医師が休憩しているこの時間、MRにとって医局はまさに主戦場へと変わる。

美帆は医局の扉を開けた。
窓から港が見渡せる明るい大部屋には、中央のテレビを囲うようにソファが置かれ、新聞や雑誌があちこちに散らかっている。

十人ほどいる白衣姿の医師達は、テレビを見たり雑誌を読んだりして、思い思いに激務の疲れを癒している。
すでに他社のMRが十人ほど医局に詰めていた。MRがこの病院に強いか弱いかは、医局でのポジション取りですぐにわかる。

強いMRは医師とソファに座って親しげに会話できるが、弱いMRは声をかけることもできずに壁の華となっている。

総じてMRの立場は弱い。
例えば高血圧をとっても、その治療薬は掃いて捨てるほどある。

画期的な新薬でもない限り、多忙な医師は自ら薬の話など聞きたがらない。
薬の宣伝ができるまでには、何度も足を運んで、顔と名前を覚えてもらわなければならないのだ。
 
つづく・・・。

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(電子書籍「遊スタ」より引用)
※ 来年60歳になる秀明は住宅用建材メーカーの重役で、25年前は仙台支社にて営業をしていた。単身赴任で仙台にやってきた秀明は、やがて同僚の葉子と社内不倫の関係を持つようになり、夜毎、互いに体を貪り合い、熱い情事を繰り返した。 だが、秀明が東京の本社へと戻ったことをきっかけに、ふたりは別れ離れになってしまう。 久しぶりに、仙台を訪れた秀明は、彼女に会うことにするが、そこで部下から知らされた葉子の衝撃的な事実とは? 
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『真夜中のセールストーク』 第三章・・・(紅殻格子)

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三・

美帆が医局の様子を窺っていると、不意に背後から肩を叩かれた。

「結城さん、どう一局指さない」

「あ、荻原先生・・」

声をかけてくれたのは、皮膚科の医師、荻原直人だった。
三十代半ばで独身の荻原は、ひょろっとした長身で、分厚い銀縁の眼鏡をかけている。

なよなよした頼りない感じで、どこか『サザエさん』のマスオさんを彷彿とさせた。
荻原はテーブルの将棋盤を置いて駒を並べ始めた。美帆は困惑しながらも誘いを断れなかった。

美帆がこの医局に溶け込めたのは荻原のお蔭だった。
祖父に将棋を仕込まれた美帆を、荻原が好敵手として他の医師に紹介してくれたのだ。

荻原と将棋を指したお蔭で、美帆は担当した早々から壁の華を脱することができたのだった。
他社のMRが見守る中、美帆の先手で将棋は始まった。

「よ~し、今日は結城さんに負けないぞ」

荻原は意気込んだが、正直なところ将棋は下手だった。
将棋が口実であることを美帆は薄々気づいていた。

何故なら荻原の視線は、盤面よりも、美帆の体に注がれている時間の方が長かったからだ。
(んもう・・私は女王様じゃないわよ)
美帆はいらいらしながら心の中で荻原に毒づいてみせた。

多忙でストレスが溜まる医師には、変わった性癖を持つ人もいる。
看護婦の間では、荻原はSMクラブの常連で、女王様に鞭打たれたいマゾヒストだと噂されていた。

「いや~、その一手はきついねえ」

荻原は体をくねらせた。その姿に美帆はぞっとした。
荻原がこんなにも目をかけてくれる理由は、美帆の容姿が女王様タイプだからに違いなかった。

はっと美帆は我に返った。
悠長に将棋を指している場合ではなかった。

いくら荻原と将棋を指しても、美帆の仕事にはプラスにはならないのだ。
美帆が今売らなければならないのは、SAファーマが新たに開発した高コレステロール治療薬『リピレス』だった。

当然処方するのは内科医である。
早く有力な内科医に接近して、ますリピレスを病院で採用してもらわなければならない。

つづく・・・

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 『真夜中のセールストーク』 第四章・・・(紅殻格子)

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四・

その時、三人のMRに取り巻かれて、副院長兼内科部長の金原大治が医局へ入ってきた。

「だめだめ。そんな二番煎じの薬は使う意味もないよ」

すがりつくMRを振り払うと、金原は権威者らしく、ソファの中央にどっかりと腰を下ろした。
そして将棋を指す荻原と美帆をちらりと睨み、そ知らぬ顔で医学論文に目を通し始めた。

五十を過ぎたばかりの金原は、でっぷりとした肥満体型で、禿げ上がった頭をすだれ髪で隠している。
医者の不養生とは金原のことで、製薬会社から美味いものをたらふく食べさせられているのだろう。

美帆は金原が生理的に嫌いだった。
その容貌も然りだが、変に偉ぶる態度が気に入らなかった。

(仕事だから仕方がないわ)

美帆は意を決して、長考する荻原を置き去りにして金原の隣へ移動した。

「先生、SAファーマの結城です。ちょっとお時間を戴けますでしょうか?」

「ん、何? おたくのリピレスの話かい?」

「この間もご説明させて戴きましたように、副作用も格段と少なくなっておりますので、みなと総合病院の患者様のためにご採用戴けないでしょうか?」

「どうかねえ・・今使っている薬でも、効果は十分に出ているからねえ・・」

「そこを先生、何とかお試し戴けないでしょうか?」

「う~ん、そうねえ、まあそのうち、考えておくよ」

強気の美帆も、のらりくらりとかわす金原を攻め倦んだ。
何度金原にリピレスの採用を依頼しても、いつもこの調子でかわされてしまうのだった。

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 『真夜中のセールストーク』 第五章・・・(紅殻格子)

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五。

その時、一人の女が金原と美帆の間に割って入ってきた。
コスモ製薬の女性MRだった。

「金原先生、今夜のお店の地図を持ってきました」

まだ二十代半ばの彼女は、美帆に遠慮もなく、金原の隣に座って体をすり寄せた。
男の独壇場だったMRは、美帆もその一人だが、女性が多く進出するようになった。

女性の方が真面目で物腰も柔らかく、医薬品の情報提供には優れているからだ。
だがセクハラが新聞沙汰になったように、女性MRの営業はどこか性の匂いがつきまとう。

キャバクラ女のように、香水をプンプン振り撒くコスモ製薬の女性MRが金原にしな垂れかかった。

「そうか、今夜はコスモさんの勉強会が入っていたんだね」

表向きは勉強会と称しているが、料亭で勉強などするはずもなく、実際には飲食接待に他ならない。

「うふ、宜しくご出席下さい。いつものところで二次会も準備していますから」

「・・ん、そうか、いつもの二次会・・か」

金原はにんまりと頷きながら、女性MRの胸元へ視線を送った。
わざと胸の谷間が見えるように、女性MRはブラウスのボタンを外していた。

美帆は二人のやり取りを見ながら、この病院の薬剤師から聞いた噂を思い出した。
それはコスモ製薬の薬が最近急に増えだしたことだった。

「副院長は金と女に弱いからね」

薬剤師は、コスモ製薬が体で処方を増やしていると教えてくれた。
その時はありえないと笑った美帆だったが、二人の会話を聞いていると強ち嘘だとも思えなかった。

コスモ製薬の女性MRは、艶っぽい笑みを口唇に湛えて金原の膝に手を置いた。

「じゃ先生、また夜にお会いましょう」

そう言うと、ヒップを必要以上にくねらせて、コスモ製薬の女性MRは医局を出て行った。
金原はだらりと鼻の下を伸ばして、名残惜しそうに豊満なヒップを見送った。

美帆の視線に気づいた金原はコホンと咳払いした。そして再び気難しい顔になると、美帆に向かって意味ありげに呟いた。

「リピレスを採用して欲しいなら、今度ゆっくり薬の説明をしに私の部屋へ来なさい。コスモ製薬さんぐらい熱心なら、採用しないわけでもないよ」

にやりと薄気味悪い笑顔を美帆に投げかけると、金原は医局を出て行った。
背筋がぞっとするのを美帆は覚えた。

(いやらしい男・・私は絶対に色仕掛けでなんか仕事はしないわよ!)

美帆は持っていたリピレスのパンフレットを、くしゃくしゃに丸めてゴミ箱へ放り込んだ。

「ゆ、結城さん・・」

激しい美帆の剣幕に、荻原は将棋の駒を指に挟んだまま、青ざめた顔をヒクヒクと痙攣させていた。

「あ、忘れていました。ごめんなさい、荻原先生」

「いえ、待たされるのは慣れていますから」

そう言うと、荻原は頬を引き攣らせて小さく笑った。

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 『真夜中のセールストーク』 第六章・・・(紅殻格子)

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六.

夜九時。
営業車を駐車場に停めた美帆は、まだ明かりが灯るSAファーマ神奈川支社へ戻った。

美帆は疲れを感じていた。
病院と診療所を十軒も訪問した後、医薬品卸二社を回って帰社したところだった。

しかし仕事はこれで終わりではない。これからオフィスで一日の日報を入力するのだ。
これがMRの日課だった。

こんな激務をいつまで続けられるか、美帆は漠然と将来に不安を抱いた。
オフィスにはまだ大半の社員が残っていた。パンフレットを整理したり、医学文献をコピーしたりと、皆
忙しそうに明日の営業に備えている。

「結城君、ちょっといいか?」

美帆は、直属の上司にあたる片倉課長にミーティングルームへ呼ばれた。
四十代後半で痩せぎすの片倉は、慢性胃炎が持病の神経質そうな男である。

片倉は販売実績の資料を机の上に置いた。

「このままじゃノルマの達成は難しいよ」

「はあ、頑張っているんですが・・」

「そんな悠長なことじゃ困るねえ。君は係長だろう。リピレスの販売目標は、本社から直々の必達命令が来ているんだよ」

外資系製薬会社は厳しい。
ノルマを達成できない社員には、非情なリストラや降格人事が待っている。

年度末を迎えて、新薬リピレスの年間目標が達成できなければ、過激な人事が断行されるのは間違いなかった。

つづく・・・ 

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片倉は青筋を立てて美帆を叱咤激励した。
それは美帆のためと言うよりも、課全体のノルマが達成できなければ、片倉自身も課長降格の憂き

目に晒されるからだった。
片倉は美帆が担当する病院を一軒一軒チェックし始めた。

「みなと総合病院で採用されないと、どう考えてもノルマの達成は不可能だな」

「しかし副院長の攻略が難しくて・・」

「甘ったれるんじゃない。もしノルマを達成できなければ、係長から降格してもらうことになるかもしれないよ」

「そ、そんな・・」

美帆は出世街道のトップを走っていた。
東京支社で抜群の業績をあげた美帆は、男性も含めた同期の中で、真っ先に係長昇格を果たして横浜支社へ転勤してきたのだ。

負けず嫌いな美帆にとって、降格の二文字は屈辱以外の何物でもなかった。

「それが嫌なら何としてもリピレスを売ることだ」

「それはわかっていますが・・」

「わかっていたら何とかしてくれよ。優秀な女性係長なんだから、今こそそのずば抜けた能力を発揮する時じゃないか」

「・・申し訳ありません」

厭味ともつかぬ片倉の説教を聞かされながら、美帆はテーブルの下で握り締めた拳を震わせた。

「お、そうだ。君は美人だから、いざとなったら副院長ぐらい女の武器で・・」

我慢に我慢を重ねてきた美帆だが、女の武器と聞いてかっと頭に血が上った。
美帆は力任せにテーブルを叩いた。

「もういい加減にして下さい! ノルマを達成すればいいんでしょう。できなかったら責任を取って会社を辞めます!」

唖然とする片倉を残したまま、美帆はミーティングルームを飛び出した。
そして日報の入力もせず、美帆は逃げ出すように会社を飛び出した。

つづく・・・

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『色褪せぬ薔薇』 作品紹介・・・・
(電子書籍「遊スタ」より引用)
※ 来年60歳になる秀明は住宅用建材メーカーの重役で、25年前は仙台支社にて営業をしていた。単身赴任で仙台にやってきた秀明は、やがて同僚の葉子と社内不倫の関係を持つようになり、夜毎、互いに体を貪り合い、熱い情事を繰り返した。 だが、秀明が東京の本社へと戻ったことをきっかけに、ふたりは別れ離れになってしまう。 久しぶりに、仙台を訪れた秀明は、彼女に会うことにするが、そこで部下から知らされた葉子の衝撃的な事実とは? 
愛に包まれた感動のエピローグに乞うご期待!※

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 『真夜中のセールストーク』 第八章・・・(紅殻格子)

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          『真夜中のセールストーク』

8・

自宅へ向けて車を運転する美帆の胸中に、意地悪い片倉の言葉が繰り返し去来した。

(降格・・)
(女の武器で落とせ)

順風満帆なキャリアを重ねる美帆が、初めてぶち当たる仕事の壁だった。
コスモ製薬の女性MRの媚態が脳裏に浮かんでは消えた。

赤信号に気づいて美帆は慌てて車を停めた。
ほっと安堵に胸を撫で下ろすと同時に、美帆は張りつめていた気が弛んでいくのを感じた。

(もう堪えられない・・)

言葉にならない苦痛が心を突いた。
フロントガラスに映る丸い赤信号が、美帆には涙でゆらゆらと滲んで見えた。

美帆の帰宅は十一時を過ぎていた。
支社のある横浜駅から、車で三十分ほど離れた郊外のマンションである。
美帆はリビングの扉を開けた。

「ただいま」

「おう、お帰り」

ソファに寝転がってテレビを観ていた結城健嗣が、むくっと上半身を起こした。テーブルの上には、ポテトチップの空き袋と発泡酒が散らかっている。

「遅くなってごめんなさい。もうご飯は食べた?」

「いや、まだだよ」

「そう、じゃあ今からつくるわ」

美帆は着替えもそこそこに、冷蔵庫の冷凍食品を探した。
夫の健嗣は美帆より三つ年下で、三年前結婚した時には、まだ二十四歳の若さだった。

医薬品卸に勤めていた健嗣は、ジャニーズ系の顔負けの男ぶりで、群がる女性MRが後を絶たなかった。
美帆は苦難の末、ライバル達を蹴落として健嗣を掌中に収めたのだった。
美帆はチャーハンを炒めながら、テレビから離れない健嗣に尋ねた。

「ねえ、お風呂は入ったの?」

「いや、面倒臭いから沸かしていない」

「・・そうなの」

フライパンを振る腕が鉛のように重かった。美帆は炒飯を皿に盛りつけると、急いで風呂場で浴槽を洗い始めた。

(遅くまで働いているんだから、もう少し思い遣りがあってもいいじゃない・・)

美帆は浴槽を擦りながら、甘えたい気持ちを懸命に抑えた。

つづく・・・

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『真夜中のセールストーク』 第九章・・・(紅殻格子)

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          『真夜中のセールストーク』

9・

この家では美帆が世帯主なのだ。
健嗣は結婚後、将来に希望が持てないと、勤めていた医薬品卸を辞めてしまっていた。

そして介護福祉関係の資格を取るために、今は専門学校に通って勉強をしているのだった。
つまり失業中である。

福祉の仕事には賛成した美帆だが、健嗣が学校へ通っているかも定かではなかった。
家でも勉強するどころか、一日テレビを観ながらゴロゴロしていた。

だが美帆は健嗣を叱れなかった。
健嗣に悪気はない。母親代わりの美帆に甘えているだけなのだ。
男としての自覚ができていない健嗣を、半ば強引に結婚へ引き擦り込んだのは美帆だった。

(私は本当に健嗣と結婚したかったのかしら?)

姉さん女房の喜びは、年下の亭主に母性本能をくすぐられることだろう。
だがそれは仕事が順調な時だけで、いざ窮地に追い込まれてみると、余裕の微笑は失せて苛立ちばかりが募るのだった。

健嗣の入浴中、美帆はソファでうつらうつらした。

(目標達成できなければ降格だ)
(女の武器を使ってでも医師を落とせ)

耳鳴りのように片倉の言葉が頭の中で木霊した。
はっと目覚めた美帆は、思わず耳を塞いで頭を激しく左右に振り乱した。
そんな美帆の苦しみも知らず、健嗣は風呂から真っ裸で上がってきた。

「こっちへおいでよ」

そう美帆を誘うと、健嗣はソファに裸身のまま座った。
剥き出しの肉茎は、若さを象徴するようにもう天を仰いでいる。

「ねえ、今夜は遅いから明日にしない?」

もはや美帆の精神状態は、性欲を昂ぶらせるゆとりも残していなかった。

「セックスすれば疲れも取れるさ」

ソファで両脚を開いた健嗣は、美帆をその間に正座させ、髪をつかんで口唇を肉茎に押しつけてきた。

むっとする男の匂いが口に広がった。
勢いのある硬直した肉茎が、ぐいぐいと喉の奥まで攻め込んでくる。

「む、むぐぅ・・」

苦しくてうめく美帆を労わりもせず、健嗣はブラウスの上から乳房を揉み始めた。
気が遠くなるような苦痛だった。

(もうやめて!)

美帆は心の中で叫んだ。肉茎に奉仕してすでに三十分が過ぎていた。
健嗣はテレビを観ながら、当たり前のように美帆の口愛を楽しんでいる。

だが自業自得だった。年上女の魅力を健嗣に教え込むため、結婚前から長時間の口愛を美帆が進んで施してきたのだ。
 
つづく・・・

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            『真夜中のセールストーク』

10・

顎の疲労が極度に達した時、健嗣は美帆をそのままソファにうつ伏せた。
そして四つん這いになった美帆のスカートとショーツを下ろすと、背後から唾液まみれの肉茎を挿入してきた。

「あう・・」

まだ十分濡れていない美帆の花奥に痛みが走った。
だが若い健嗣は機械のように激しく肉茎を突いてくる。

「く、くうぅ・・」

美帆が感じていると勘違いした健嗣は、いっそう肉茎の動きを強めていく。
仕事もしないで一日ゴロゴロしているせいか、健嗣の性欲は留まるところを知らなかった。

まるでレイプのように背後から犯されながら、美帆は横暴な健嗣の性欲を何とか受け入れようとした。

(ああ、私は結婚を勘違いしていたんだわ)

美帆にとっての結婚は、営業の仕事と同じで、毛並みの良い獲物を狩るゲームだった。
健嗣を愛していたのではなく、羨望と嫉妬の眼差しを浴びたかっただけなのかもしれない。

花奥の襞が悲鳴を上げている。

「感じるかい?」

「え、ええ・・感じるわ・・」

美帆はそう答えると、快楽にではなく、込み上げる痛みに体をよじった。
健嗣は、美帆のヒップを鷲づかみにして、これでもかと肉茎を打ちつけてくる。

「気持ちのいいところで悪いんだけど、参考書を買ったら小遣いが足りなくなったんだ。明日臨時で貰えるかな?」

「い、いくらなの?」

「一万円でいいんだ」

「・・わかったわ」

「よし。お礼に今夜はたっぷり可愛がってあげるからね」

パチンと指を鳴らすと、健嗣は美帆をソファの上で仰向けに寝かせ、上から覆い被さってきた。
美帆にはわかっていた。

健嗣は福祉介護の参考書を買ったのではなく、パチンコで有り金を摩ってしまったに違いない。
疲労と痛みはピークに達していた。

四面楚歌の苦悩に、気丈な美帆も女の脆さを感じずにはいられなかった。
だが美帆を救ってくれるどころか、その苦悩に気がついてくれる人さえいないのだ。

(助けて・・もうこれ以上頑張れない)

美帆は、花奥の軋みに偽りの喘ぎあげながら、心の中では偽らざる悲鳴をあげていた。

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プロフィール

紅殻格子 

Author:紅殻格子 
紅殻格子は、別名で雑誌等に官能小説を発表する作家です。

表のメディアで満たせない性の妄想を描くためブログ開設

繊細な人間描写で綴る芳醇な官能世界をご堪能ください。

ご 挨 拶
「妄想の座敷牢に」お越しくださいまして ありがとうございます。 ブログ内は性的描写が多く 含まれております。 不快と思われる方、 18歳未満の方の閲覧は お断りさせていただきます。                
児童文学 『プリン』
  
『プリン』を読む
臆病で甘えん坊だった仔馬は、サラブレッドの頂点を目指す名馬へと成長する。
『プリン』
だが彼が探し求めていたものは、 競走馬の名誉でも栄光でもなかった。ちまちました素人ファンタジーが横行する日本の童話界へ、椋鳩十を愛する官能作家が、骨太のストーリーを引っ提げて殴り込みをかける。
日本動物児童文学賞・環境大臣賞を受賞。
『プリン』を読む

作 品 紹 介
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